自分のことをかなり不幸な部類だと思っていた私は、大した不幸な目にあっていない人から「もっと不幸な人もいるんだから」とか「昔のことは忘れて頑張らなきゃ」なんて言われるのが嫌いでした。
あんたらみたいに平和な人生生きてきた奴らに何がわかるんだ!と思っていました。
でも、戦争とかそういう話と比べるのは違うし、自分より苦労していて目標にできるような人はいないだろうか、と探していたところ、「生きながら火で焼かれて」という本と出会いました。
シスヨルダンという中東の国で、未婚で子を身ごもったことにより親族からガソリンをかけられて火だるまにされた女性の話です。
焼かれるまでの家族からひどい扱いを受けていた日常の描写も共感できるものがありました。
私よりも過酷な人生を生きている人がいるんだ。
本を読みながら、泣いたり怒ったり、他人事ではないような感じがしました。
この人を目標に私も頑張っていこうと思いました。やっと自分より壮絶な人生を送っている先輩を見つけられたような気がしました。
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