2019年3月10日
から YURI
0件のコメント
AC(アダルトチルドレン)でADHD疑いのある人間が新社会人としてデビューしたわけですけれども、やはり普通の人に比べて困ったことがたくさんありました。
冗談が通用しない
全て真に受けてしまいます。そして、相手の状況や気持ちを考えて何て返すことがベストなのか?傷つけてしまわないか?など考えてしまうので、とっさに上手く切り返せなくなります。幼少の頃からこの傾向があったんですが、たゆまぬ努力によって克服したかと思っていたんですよね。でも、それは同年代の相手限定で、年代が異なったり、既婚者子持ちとか、上司先輩とか、相手の状況が把握できないと無理でした。なんか笑いのポイントも違うし・・・・。どうしていいのかわからなかったですね。周りからは頭悪いんじゃないかと思われていたと思います。一気にコミュ障時代に逆戻りです。
新入社員らしさが出せない
これもACの特徴だと思うのですが、とにかく真面目に仕事をしないと、周りの役に立たないとという強迫観念が強いです。役に立たないと存在してはいけないとどこかで思っていますからね。「できない」とか「知らない」とか言ってはいけないと思っているので、できる限り事前に勉強してミスをなくそうとしますので、新入社員らしさがなく、可愛がられませんでした。始めての状況に出くわして、心の中は焦っているのに、それが顔に出ず落ち着いた感じなので(今思えば解離してたのかも)先輩も助けに来てくれませんでした。
じっと座ってられない
多動傾向があるので、座り続けることができません。入社当時は内勤だったので、頻繁にトイレに行っていました。入力をひたすらやる業務なんて地獄でした。刺激がなく同じことを繰り返すような日々も辛かったですね。電話対応とか営業は問題なかったです。
すぐに疲れる
元々疲れやすかったのに加え、毎日遅くまで仕事で気を使いまくっていますから、疲れは溜まるばかりで常にため息をついていました。
同期も私と同じかそれ以上に忙しいはずなのに、休日は元気に遊んでいたりしました。
私は土日は寝込んでいる状態で、仕事だけで精一杯でした。社会人になってからはアモキサンの代わりにセントジョーンズワートのハーブのカプセルを飲んでいました。
集中できない
生まれつき集中できない人間が社会人になったからって集中できるわけないですよね。同じ作業を続けてやったり、調べものとか文書作成とか異常に時間がかかっていました。
やらなきゃいけないとわかっているのにできない
なかなか行動に移すことができなかったです。始めるのにも、継続するにもエネルギーが必要という感じですね。途中でエネルギーが切れちゃうと、集中できないモードになりダラダラ。そもそも疲れが溜まっていてエネルギーレベルが低いですし、最悪でした。
仕事をしていて、わからなくて困るということはそこまで無かったです。やり方とか解決方法は比較的すぐに思いつくし、飲み込みも早い方だったので。でも行動に移すことができないんですよね。始めたとしても、終わらせるまでに時間がかかったり、途中で燃え尽きてしまったりでした。
文書、企画書が作れない
言葉で説明したり、文章を書いたりするのは苦にならないのですが、企画書とかグラフや図を挿入した文書を作成することがとにかく苦手でした。どうしていいのかわからない。考えようとするんですが、脳がシャットダウンされてそれ以上進まないような状態になってしまうんです。これは今でももの凄く苦手ですね。文章、もしくはただの箇条書きみたいな簡素なものしか作れないです。
しかし、文書、企画書が作れないというのはホワイトカラーには致命的ですよね・・・。
整理整頓ができない
これも生まれた時からできたことないので、当然できません。物が少ないうちは良いのですが、書類や資料が溜まってくるともうどうしていいのかわかりません。机の中は書類が地層のように重なっている状態でした。
「あの書類ある?」と言われてもすぐに出せません。地層を掘り起こさなければいけないので時間がかかります。仕事のできない社員確定です。
早口で怒られる
自分では自覚がなかったのですが、早口らしいです。それでよく上司に怒られていました。思考は電光石火で脳内をかけ巡っているので、言葉にすると遅いくらいなのですが、他人が聞くと早過ぎて気になるようでした。それに、結論が早く見えてしまって、余計な言葉を使いたくなかったので、どうしても断定的な物言いになってしまい「生意気だ!」とよく怒られていました。
早口であることに対して、恥と罪悪感を感じていましたし、自分の意見を言うと生意気と言われるので、わかっていても言わなかったり、わざと頭の回転が遅い雰囲気を出すように努力していました。
文字が汚くなる
小学生の頃から字が汚くてコンプレックスでした。習字を習っていて、硬筆、毛筆ともにお手本を見ながらだと上手く書けるんですが、日常で書類を書いたり、するととんでもなく汚くなってしまいます。習字は有段者で賞をもらったこととかもあるんですが、不思議ですよね。通信教育で美文字を書く講座とかも取っていたんですが、意識しないときれいな字になりませんでした。
就職してからは、疲れ、ストレス、緊張感の悪影響で更に文字は汚くなっていました。自分で見ても引いてしまうレベルでしたし、男性の先輩からは「女が書いたと思えないような汚い字」と言われていました。
時間の管理ができない
ADHDあるあるですが、時間の管理が苦手で遅刻の常習犯でした。最初に就職した会社は先輩が厳しすぎて、新入社員は朝礼の30分前に出社ということで出社自体は遅れることはありませんでしたが、お客さんとのアポの時間とか、先輩と駅で待ち合わせする時間とか5分くらい遅れることが多かったです。
そもそも時間の概念があまりなく、どのくらいかかるものなのかよくわかりません。逆算して計画を立てたり、電車やバスの時間を調べていくんですが、それでも遅れます。
計画を立てたところで、それ通りに進まないですしね。いつも謝ったり、言い訳したりで罪悪感でいっぱいでした。そして、なぜか怒りの感情が湧いてきました。
帰ってからすぐに寝れない
営業をやっていた時は毎日終電で帰っていて、帰ったらすぐに寝たいんですけど、疲れていればいるほど寝れませんでした。夕食を食べて、お風呂に入って、など寝る前にやることが、疲れているあまりできないんです。ダラダラ時間をかけて、結局寝るのは夜中の3時くらいになってしまいます。6時に起きていたので、平日の睡眠時間は3時間くらいでした。
ごはんが食べ終わらない
就職してから食事を取るのが困難になりました。気が散って食べ続けることができずに、途中で部屋の中をうろうろ歩いてしまいます。
外食している時は問題ないのですが、家で夕食を取る時だけ問題が生じました。これは今でも困っています。
食べ終わるまで3時間かかってしまうことがあります。その時間は牢獄に閉じ込められているような感覚です。
朝起きれない
一人暮らしを始めてから、朝起きれず遅刻をしたり、出社時間を過ぎてから覚醒して、会社に言い訳まみれの電話をするようになりました。
これだけで社会人生命が終わります。朝起きれなければ、会社に勤めることはできないんです。
本当に人間として終わっている感覚がありました。
そんなこんなで会社で働くことは困難を極めました。
疲労とストレスが許容値を超えたのか、就職して3カ月経つ頃にはアトピーが劇悪化して化粧もできないような状態になってしまいました。
ここから、私のアトピーと精神の治療が始まります。
スポンサードリンク