フランス旅行の収穫はもう一つありました。
旅行前に友達が「パリのキャンドル屋さん」という本を貸してくれて、
その中に「キャンドルは溶けてなくなってしまっても、過ごした素敵な時間は思い出の中に残るのです。」と書かれていました。
私にとっては衝撃的な一文でした。
今まで物を使うことができなかったんです。キャンドルや化粧品みたいに使ったら減ってしまうものはもちろん、それ以外の物も使ったら劣化してしまうことが気になって持っていても使えなかったんですよ。
もちろん捨てることなんてできませんので、部屋は物で溢れかえっていました。
でも、この本の一文で意識が変わって、無くなることや劣化することを恐れて使わないなんて本末転倒だと思うことができたんです。
相変わらず片付けは苦手なので部屋は汚いままですが、これだけでも状況はかなり変わりました。
今を生きるということに繋がっている気もします。
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