自殺未遂③

方法については色々考えました。
まず、電車に飛び込むのや、ビルから飛び降りるのはNGです。
だって迷惑になってしまいますからね。
罪をこれ以上重ねたくないから死ぬのに、人様の迷惑になっては本末転倒です。
首吊りや樹海に行く系は準備が色々大変です。
とにかく疲れやすくて行動するのが大変な中で選べる方法ではないし、途中でバレて止められそうです。
残る方法は服薬。できれば臓器提供などでお役にたちたかったのですが、全てを満たす方法はありません。
自分には苦しい方法がお似合いな気もしますが、とにかく迷惑をかけないことが大前提です。

小学生の時に「完全自殺マニュアル」という本が流行っていて、市販薬で死ぬ方法というのが書いてあったのを思い出しました。
思い立ったら吉日です。
すぐに薬局に行き、最大量を購入。カッターで細かく砕いて、ヨーグルトに混ぜて少しずつ摂取しました。
苦くてまずいですが、このくらいは頑張らないと!自分を咤しながら全て完食。

ベッドに横になっていると自宅の電話が鳴りました。
妹に取り次がれると、大学のカウンセリングルームの先生でした。
「急にどうしてるか気になって。その後どう?」と言われました。
どうって・・・、マジで自死する5秒前!とか言えるわけないし、
「この前頂いたお薬が効いて、気持ちも明るくなってきたんです!」と精一杯の明るい声で答えました。
なんでこんなタイミングに!また一つ嘘をついて罪を重ねちゃったじゃん!と後悔しました。
しばらく経って、今度はアクセサリーか何かの営業電話です。またまた妹が取り次いできます。
こんな時に売り込みされても!めんどくさいから適当に断ります。
「もう人生に絶望して死にたいくらいの心境なんですよ。そんなの売り込んだって無駄ですよ!」と応えると、
「俺、沖縄出身なんだけど、好きな言葉があって、ぬちどぅー宝って言うの、ぬちどぅーってね命のことなんだよ!生きるってそれだけで素晴らしいことなんだよ!」と言われて電話終了。
えええ・・・、目に見えない力に止められてるのを感じます。
そのうち、キーンという音が聞こえるようになってきます。遂に脳がおかしくなってきた。
そろそろかな・・・と思って寝ていると、急に後悔の念が湧いてきました。
本当に良いのだろうか、今ならまだ間に合う。
急にベッドから起き上がり、トイレに行って薬を全部吐いてしまいました。
吐いてからすごく後悔したし、自分を責めました。こんなことも完遂できないのか!情けない!
薬はもう無いし、残る方法は、部屋から飛び降りるしかない。
マンションの4階で微妙な高さでしたが、仕方ありません。
窓の柵に腰かけてカウントダウンしました。
10、9、8、7・・・・・


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