青空に向かって咲くために

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自殺未遂①

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大学3年生になり授業が始まると、専門性が増していてついていく自信が全くありませんでした。
アート系、クリエイティブ系の学科だったので、自分の表現したいこと、作りたいものが起点になるのですが、自分の内面を見つめてみると、「何もない」という答えしか出てきませんでした。
そして、就活セミナーも始まりました。実際自分が社会に出て何ができるだろうかと考えると、やはり何もない、と思ってしまいます。
その時点で自分の立っている足元がグラついて、闇に吸い込まれていくような感じがしました。
まだ学生なんだし、できなくて当たり前、就職してから頑張ればいいという考え方にはなりませんでした。みんなのように頑張れるのだろうか、毎日働けるんだろうか、集中力もないし、すぐに疲れて日常生活もままならないのに、と思いました。
就活セミナーでは今頑張らないと正社員になれなくて負け組になり(当時勝ち組、負け組という言葉が流行っていました)一生低賃金にあえぐことになると散々脅されました。きっと自分はそうなる。行く末はホームレスになって路上で死ぬんだと確信しました。
で、こんな状況でも努力によって何とかしようとするんですよね。
遊びの予定は入れず、家にいる時はひたすら勉強だ!と決めたのですが、結局「やりたいことは何にもない」ので、何をやるべきかわからない。闇雲にタイポグラフィーの練習したりして、夜明け近くになって、何をやっているんだろう、これをやったからって何になるっていうんだろうと自問自答する。で、不安と焦りが襲ってくるというようなことを何日か繰り返していました。
そもそも何でやりたいことが無いんだろう、集中できないのはなぜなんだろう、と考えていくと、何にも興味ないし、何も好きじゃないからという答えに辿り着きます。
それに、気が散りやすく友達の話を聞いてなかったり、人から言われたことをすぐに忘れてしまうのも、その人に関心がないからだなと思い至りました。自分は心底思いやりのない最低な人間だと気づきます。
いつもどこかで人のことを見下して、批判的なことばかりを考えていたような気もするし、自分は救いようのない悪人のような気がしてきました。
そして、世界に名だたる犯罪者と自分を比較して、どっちが罪深いか、なんて考えるようになります。(この時点で病気なんですけどね)
自分は世界一の犯罪者で、たくさんの人を不幸にしてしまうんじゃないか、そんな気がしていました。それを防ぐためには死ぬしかないのかもと、自殺というワードが浮かんでくるようになります。


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投稿者: YURI

1982年生まれ。幼少の頃よりアトピー、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を持つ。成長と共に症状は軽くなるものの、就職をきっかけにアトピーが激悪化。以降、10年以上に渡ってアトピーに苦しむ。また、家庭環境と本人のADHD的な性質により、アダルトチルドレンになり、鬱を患い、自殺未遂も経験する。

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