8歳の夏休みに性格を変えようと思い立ちます。
こんな消極的な性格じゃ、できないことばっかりで、これからの人生がどんどん縮小してしまう気がしました。
まず、とにかく何かを発言するように心がけます。言われたら言い返す。
的外れでも、面白くなくても良いから。
振り返ると、口に出す前に色んなことを考えすぎて、しゃべるタイミングを失っていたんです。
夏休みなので、親や従妹を練習台にして、とにかく何か言うようにしました。
母親に対してはあまり言わなかったかもしれませんね。
気に障ると、最悪叩かれますので。
父親と従妹に対して言っていたような記憶があります。
そして、夏休みが終わると、それを学校でもやりました。
また、クラスで人気のある子や目立つ子を観察すると、動きが大きいことに気づいて、動作を大げさにしました。
明るい雰囲気だけ作ってしまえば、話の内容なんてどうでも良いことがわかり、過ごしやすくなりました。
こうして、いつの日か暗い子だった私は明るい子どころか、うるさい子になっていました。
この性格改変は私の人生を拡げてくれましたが、オリジナルの自分の性格がわからなくなるという副作用をもたらしました。
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