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ビオチン療法

| 2件のコメント

2015年の夏、デトックスのためジムのサウナに入りました。
これが仇となり、手のアトピー(水泡)が悪化しました。
岩盤浴では手の指に汗はかかなかったように思いますが、サウナに入っていたら指にすごく汗をかきました。
そして翌日からアトピーが悪化しました。

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水泡が多数でき、つながって面となり液体が出ます。指ごとにガーゼを巻いていました。
顔や体を洗うのにもビニール手袋を使っていました。
以前から手の水泡はありましたが、こんなにも広範囲に出たことはありませんでした。

金属アレルギーが原因だと思っていたのですが、銀歯は7本残っていて、すぐに全てを除去するのは難しい状況でした。
それに、取り除いてもすぐに改善するとは限りません。

ネットで検索をしていたら、汗疱や掌蹠膿疱症をビオチンで治すという方法に出会いました。
元々は東北医科大学の前橋賢先生が発案した療法のようで、女優の奈美悦子さんが掌蹠膿疱症を治したことで有名なようでした。

私の指に出ている水泡には膿はなくて汗のような液体が出ていたので、おそらく汗疱だと思います。
ビオチン療法はビオチンとビタミンC、ミヤリサンを1日3回飲むという方法で簡単だし、費用もそんなにかからないので試してみることにしました。
やり方としてはビオチン3000mcg、ビタミンC300mg、ミヤリサン3錠を飲むだけです。
ビオチンの血中濃度を保つために8時間置きに飲みます。

ビオチンは皮膚の健康を保つビタミンですが、欠乏すると皮膚の炎症が起こりやすくなるだけではなく、免疫異常が起こります。
かといって、ビオチンだけを摂取しても、腸内の悪玉菌や善玉菌である乳酸菌に食べられてしまいます。
なので、ビオチンを食べない酪酸菌(ミヤリサン)を一緒に摂取するのです。
ビタミンCは皮膚を健康に保つビタミンであるのと、掌蹠膿疱症の患者さんの血清中のビタミンCが圧倒的に少ないというデータがあったため、これも摂取します。

ミヤリサンは90錠で1,000円弱、ビオチンとビタミンCはPuritan`sPrideというアメリカのメーカーのもので、ビオチン5000mcg60錠が600円、ビタミンC500mg100錠が1,000円です。
※ビオチンとビタミンCは5個まとめ買いした場合の金額です。
ビオチンもビタミンCも多く摂取していますが、水溶性なので問題ないようです。

もの凄い効果がありました。
飲んで数時間で皮膚の状態が変わってきたのがわかりました。
炎症が収まり、皮膚がテカテカして再生し出します。
1回でも効果が感じられ、飲む度に改善していきます。
3日ほどで、炎症がほぼなくなり、肌はしっとりして色も白くなりました。
髪のパサつきもなくなりました。
炎症も湿疹もほぼ出なくなりました。
たまに出て、傷になってしまっても凄いスピードで治ってゆくのです。
秋には水着を着てハワイアンズの温泉プールで泳ぎました。
体中から滲出液が出て、ガーゼだらけだった頃には想像もつかないことでした。
会う人全てに肌がきれいになったと言われました。

しかし、半年ほど経つとまたアトピーが出てしまいます。
ビオチンを飲むと傷はすぐに治るのですが、イタチごっこという感じになりました。
まだ原因はなくなっていなかったのです。

それでも、ビオチン療法には劇的な効果があるので、アトピーの方には一度試してみる価値はあると思います。

追記

手の状態 2019年1月
2019年1月末頃の手の状態です。

かなり綺麗になりました。たまに水疱ができたり、痒くなることもありますが、手は自在に動かせますし、お風呂で顔や体を素手で洗うことができるようになりました。シャンプーだけはまだ手袋を使っています。

ビオチンは悪化した時だけ飲んでいます。やはり傷の治りは早いです。
ただ、汗疱を治したのはビオチンではなく、黄連解毒湯と疎経活血湯です。

ビオチン療法で一時的に綺麗になったのですが、半年ほどで元に戻ってしまいました。
ビオチンを摂取したため悪化したわけではなく、元々の原因が別のところにあるので結局治らなかったということですね。
ビオチン摂取を途中で止めても、それ以上に悪化したということではなかったです。
汗疱の原因は指先に溜まったヒ素と鉛、リーキガット症候群で漏れ出した蛋白汚れでした。


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投稿者: YURI

1982年生まれ。幼少の頃よりアトピー、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を持つ。成長と共に症状は軽くなるものの、就職をきっかけにアトピーが激悪化。以降、10年以上に渡ってアトピーに苦しむ。また、家庭環境と本人のADHD的な性質により、アダルトチルドレンになり、鬱を患い、自殺未遂も経験する。

2件のコメント

  1. 2016年より、右手薬指の指紋の部分が荒れはじめ、受診したところ『主婦性湿疹』と診断されました。
    ステロイドを塗り、手袋を終始はめておりましたが、一向に善くなりませんでした。
    2017年6月頃より、全身の皮膚の常態が悪くなり、病院を変えてみると、『アトピー』と診断されました。手の状態は、少し広がりを見せていました。
    2018年4月、また病院を変え、『汗疱』と診断されました。戴いた薬が合ったようで、あんなに広がっていた荒れが嘘みたいでした。
    2018年12月、再び汗疱悪化、広がりを見せています。また、日頃のお天気が乾燥状態のためか、身体のカサツキも過去最高となりました。
    長い期間、荒れている常態が続き、酷い痒み、掻くことにより皮膚がめくれ、パリパリになり、皮膚が割れるの繰り返しでしたので、何でも試してみようも思い、ビオチン療法を始めて見ようと思います。
    少し不安もありますが、身体に合うと良いなと思います。
    またメールさせていただけましたら、幸いです。

    • おずさん、はじめまして!
      手のアトピーや汗疱って本当に辛いですよね。
      痒くても痛くても、気になりますし、日常生活のほとんどに支障をきたしますよね。
      私はビオチン療法では完治はしなかったのですが、数カ月は綺麗な状態になりましたし、ビオチンのせいで悪化はしなかったので、試してみる価値はあると思います。
      効果が表れるのは個人差があると思いますので、一カ月ほど続けてみてもよいかもしれませんね。
      根本原因が他にある場合はビオチンだけでは治りませんので、ビオチンで悪化を食い止めながら別の方法もチェックしてみることをお勧めします。
      私の場合は漢方薬が効きました。
      また、乾燥が酷いようですが、私はスクワランオイルで乾燥をかなり防ぐことができました。痒みも出なかったし、染みるようなこともありませんでした。
      どうか少しでも良くなりますように。

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