青空に向かって咲くために

Just another WordPress site

苛酷な季節、夏。

| 0件のコメント

アトピー患者にとって夏は苛酷な季節です。
冬に乾燥して悪化する人もいますが、私は圧倒的に夏が辛かったです。

今ではレベル1程度に落ち着いているものの、夏になると足がお尻から滲出液が出ます。
指や顔も悪化してレベル3程度になります。
2010年から2011年はアトピーが一番酷かった時で、特に夏は惨憺たるものでした。レベル5に届きそうな状態で、日常生活に支障をきたし、自殺を考える日もありました。
(アトピーレベルについてはアトピースケールをご参照下さい。)

汗が出るととにかく痒くなります。もの凄い痒みで搔きむしらずにはいられません。
特に駅まで自転車で走ってから電車に乗った時が大変で、周りの目を気にしながら、血が服に着かないように、剥がれた皮が落ちないように気を付けながら掻きます。
掻くのを我慢してみたこともあるのですが、全身に震えがきて危ない状態になりました。
夏の必需品は保冷剤でした。
冷凍庫で凍らせた保冷剤を3個持って家を出ます。
・電車の中で体を冷やす用
・駅から会社まで体を冷やす用
・会社に到着してから体を冷やす用
です。
駅から会社までは炎天下を15分ほど歩かないと行けないので、地獄でした。
口にタオルを噛ませて、唸ったり、泣いたりしながら会社に行っていました。

傷跡を隠すのにも苦労しました。
腕や首はえぐれて肉が見えているような状態でしたので、常に長袖で、首にはストールを巻いたり、髪をハーフアップにして下ろした部分の髪で隠していました。
暑いし、肌に触れて痒みは悪化するし、もう最悪です。
血が着いたのが目立たないように黒い服ばかりを着てたので、見た目にも重たくて暑苦しいことこの上ない・・・。
周りの人から、「暑くないの?」ってよく聞かれていました。
暑くないわけは無いんですけどね・・・。
毎日会社行くのが本当に辛くて夜泣いてました。
汗が出ちゃうとダメなので、夏の間は会社以外には出かけず引きこもりでした。


スポンサード リンク




 

投稿者: YURI

1982年生まれ。幼少の頃よりアトピー、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を持つ。成長と共に症状は軽くなるものの、就職をきっかけにアトピーが激悪化。以降、10年以上に渡ってアトピーに苦しむ。また、家庭環境と本人のADHD的な性質により、アダルトチルドレンになり、鬱を患い、自殺未遂も経験する。

コメントを残す

必須欄は * がついています


error: Content is protected !!