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脱ステロイド②

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ステロイドの害を知ってから数日後、突然ステロイドを塗るのが嫌でたまらなくなり塗るのを止めました。
リバウンドの凄まじさは知ってはいたのものの、もう塗る気がしなかったんです。

塗るのを止めてから1日は肌表面がピリピリする程度でした。

リバウンドが始まったのは2日目からです。
顔がパンパンに膨らんで、もの凄い痒みに襲われました。
今までアトピーの痒みに苦しめられてきましたが、それとは別次元の抵抗不可能な痒みでした。
掻くと皮膚から汁が出ます。痒み以上に汁が溢れ出てくるのが辛かったです。
あまり眠れずに朝を迎えました。
鏡を見ると顔は一回り以上腫れて、元の顔がわからない程変わり果てていました。
顔の皮膚一面、白い鱗状になり、目は殆ど開きませんでした。

ネットで情報を得ていた岐阜県のたらお皮膚科に行くことを思い立ちました。
元々先生の本を取り寄せて読んでいて、いつか行くかもしれないと思っていました。
目が完全に開かなくて歩行が危ぶまれたので、母にも仕事を休んで付き添ってもらいました。

顔が腫れて、白い鱗で覆われたようになっていたので、近くにいる人々の視線が突き刺さりました。
袋を被りたいくらいでした。
伝染性の病気かと思われていたかもしれません。

先生からは亜鉛化軟膏と保湿剤と睡眠薬とビオチンとビタミンCを出してもらいました。
リバウンドはステロイドの毒が出てしまえば治まるから心配いらないと言われました。

その2日くらいは浸出液に悩まされ眠ることもままなりませんでした。
皮膚の剥落もすごかったです。

リバウンド症状は顔のみに出ました。
他には腕と胸に赤い発疹が出たくらいでした。

1ヶ月を過ぎる頃にはリバウンド症状は治まり、肌はかさついているものの白い皮膚に戻っていました。

無計画にやってしまった脱ステですが、入院が必要になるような人や、感染症になり命の危険にさらされる人もいるくらいなので、他人には絶対にお勧めしません。
これから脱ステしようとしている人は、アトピーそのものの原因にアプローチしながら、少しずつステロイドを減らす方法が良いと思います。


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投稿者: YURI

1982年生まれ。幼少の頃よりアトピー、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を持つ。成長と共に症状は軽くなるものの、就職をきっかけにアトピーが激悪化。以降、10年以上に渡ってアトピーに苦しむ。また、家庭環境と本人のADHD的な性質により、アダルトチルドレンになり、鬱を患い、自殺未遂も経験する。

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