京都の研修旅行では三条烏丸の宿に泊まりました。
実はこの宿・・・出たんです。
12歳頃から霊の気配を感じたり、夜中に金縛りにあうことが増えていました。
この京都の宿に宿泊した時も夜金縛りにあい、自分の隣に青い着物を着て袴を履いた侍が立っていました。
金縛りにあって霊が近くに来る時って、いつも顔だけが見えないんです。顔の辺りだけ真っ暗になっている状態ですね。
この時も同様に顔だけ見えませんでした。
金縛りからの霊が枕元に~、ってのはよくあることなんで、あまり気にしていなかったんですが、翌朝、友達が青い着物の霊について話しているのを耳にしました。他の階に泊まった人たちも数人見たそうで、話を聞くと特徴などが一致する・・・。
本当に霊がいるんだ・・・。そう思うと急に怖くなってきました。
みんなで霊の話をして怖がっていると、窓ガラスを「バンバン!」と叩く音がしました。
悲鳴を上げて、あの霊が来てる!ってみんなで怯えると、何度も「バンバン」と叩く音がします。
風も吹いてないし、叩かれている窓は上の方の屋根なので明らかに不自然です。
恐怖がクライマックスになったところで、なんと霊が部屋の中に入ってきて、私たちの周りを数歩歩いて消えました。
姿は見えなかったのですが、気配だけ感じました。
今まで金縛りとうっすら枕元に立つ姿を見たことがあるくらいだったので、人生至上最大の恐怖体験です。
別の部屋の子がやってきたので、霊が入ってきたことを伝えると、
「ああ、あの侍の霊ね!うちの部屋にも来たよ!追い返したけど。」と除霊師みたいな回答をされました。
姿ははっきり見えてるし、もう慣れているそうです。
美術系の学部だったためか、霊感が強い子が多く、旅行に参加した半分くらいの人は見えているようです。
見えるなんて怖すぎる。その影響を受けているのか、自分の霊感も普段より上がっているような気がするし、もう怖くてたまりません。
一人で廊下を歩くのも無理になってきました。
怖くて怖くて、どうしていいかわからずオロオロしていると、霊がはっきり見えるという子に叱られました。
「死んだ人なんてそこら中にいるんだよ!見える人が怖がってると、見えない人はもっと怖いんだから!我慢しなきゃダメだよ。」
その子も昔から見えていて、怖いけど耐えて慣れたそうです。
そして、旅行最終日の朝、朝食会場に一人残ってダラダラ食べていると、例の霊が隣にやってきました。
その時は姿は見えず、線香花火が火花を散らすような「パシッ、パシッ」という音だけがしていました。
ああ、霊って電気なんだな。と静かに思いました。
恐怖もあったのですが、心の中で
「私は何も力になれないけど、ここにいたいならいればいいよ。」と語りかけました。
火花のような音が小さくなり穏やかな感じになりました。
微量の恐怖と緊張をベースに凪いでいるような不思議な時間が流れました。
今回の件は何とか乗り越えたように感じたけれど、今後のことを考えると不安になりました。
年々霊感強くなっているような気がするので、いずれは見えることが普通になるのかもしれません。
見えるだけで何もできないのに、霊が助けを求めてきたら?
邪悪な霊がやってきて、じゃんじゃん憑りついてきたら?
対抗策も講じなければいけないし、新たに身につけなければいけない能力もあるかもしれないし。
スピリチュアルカウンセラーとか、霊能力がある人に相談したいなと思いました。
すぐには行動に移しませんでしたが、この京都の研修旅行での心霊体験が、4年後のチャネリングに繋がることになるのです。
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