小学2年生の時に父親からおまじないの本を買ってもらいました。
恋のおまじないとかが載っていて、何だか母親に見られてはいけないようなものに思えました。
母親が部屋に急に入ってきた時に、その本を隠したのですが、「親に見せられないものを見てるのか!」と言われ激しく怒られました。
それから母親が部屋の中をチェックするようになりました。
小学3年生の時から日記をつけ始めたので、それももちろん盗み読みされていました。
友達の手紙とかも全て。
私がすることで母親が気に入るものなんて殆ど無いので、基本的に怒りを買うものばかりになります。
不在時には部屋を捜索されているので、外出中は気持ちが落ち着きませんでした。
母親の気分を害すものが見つかった場合は、直接怒られるか、黙って捨てられます。
こっそりチェックされているのではなく、割と堂々と当然のように行われていました。
怒られなくても、「日記にあんなこと書いてバカじゃないの?」とか蔑まれることも多かったですね。
家に帰って、部屋を見られた後があると、怒りが湧いてきて、疲労を感じました。
大切にしていたものが壊され、部屋が荒らされているのをみると虚脱感がありました。
きっと戦争で敵に攻め入られて、自分の家や村が焼き払われた人とかってこんな気持ちなんだろうなと思いました。
手紙や日記の検閲と部屋の捜査は、心の底にこびりつくような怒りの感覚と恥の感覚を私に植え付けました。
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